DAY54材料費500円。五キロの大根を美味しいたくあんにする簡単な方法
大根を作っていると、こんなにたくさん食べきれない!なんてことありませんか?そんな時は、美味しい沢庵にして保存しましょう!こだわれば奥が深い沢庵作りですが、そこそこ美味しいのであれば、500円でできますよ!自分で今回は我が家の作り方をご紹介します。
大根が抜きやすくなる方法
まずは大根を収穫します。抜き方のコツは左回りで回しながら抜くと抜きやすくなります。
写真は昨年から種を継いでいる白首大根です。沢庵大根とも呼ばれていて、デンプン質で干して漬物にすると旨味と締まった肉質を楽しめます。自分で育てると大きさ形様々ものができます。可愛いです。
超簡単な吊るし方
いろいろな吊るし方がありますが、Shin流の吊るし方をご紹介します。
まず、1.5メートルほどの、ひもをつるします。
次に一番下に大きめの大根をくくります。これが重しになって他の大根を縛ってくれます。
次に、下から順番に、くるっと1回転させます。
これを上まで繰り返します。
大根の葉も使うので干しましょう。ホント捨てるところがありません!
雨の当たらない軒下などに干すのがおすすめです。
手で曲げられるくらいまで干す
手で曲げられるくらい水分が抜けるまで干します。目安は2週間です。干すことで、保存性が高まり、コリコリの食感が生まれます。昔の人の知恵にいつも感動します。
材料を用意しよう
2週間干している間に次のものを用意しましょう。
- 糠(ぬか)干し大根の15%
- 天日塩(塩分濃度95%のもの)干し大根の6%
- 砂糖 干し大根の5%
- 海のもの(昆布など)適当
- 山のもの(渋柿の皮、柑橘の皮、漬梅、山椒など)適当
- 漬け樽
- 重し
糠は、精米所や、ライスセンター、お米屋さん等でタダでもらえます。できるだけ無農薬で新鮮なものを手に入れましょう。
天日塩は、業務スーパーなどで手に入ります。塩分濃度とは、ミネラルがどれくらい含まれているかがわかる指標です。よくある塩は99%のものが多く、ミネラルが1%となります。95%あればミネラルが5%ということになります。
砂糖は、キビ糖や三温糖など漂白される前のものがいいです。
海のものは、昆布、スルメ、ワカメなどです。
山のものは、柿皮や、柑橘皮、山椒、梅干し、漬梅、などです。
と挙げましたが、最低限糠と塩さえあれば漬けらるので、シンプルがいいという方は材料を減らしてください。
僕は甘めで、風味がある方が好みなので、いろいろ入れます笑。余談ですが、「口に入れた時の複雑さが美味しさになる」ってグッチ裕三さんが言っているのを聞いてから、色々入れるようになりました。何より、「これ入れたらどんな味になるかな?」ってワクワクするのも含めて楽しいので、毎年変わります。基本的に、その年の身近に手に入るもので作るのが好きというのもあります。
漬け樽は10リットルで画像の大根がぴったり収まるくらいになります。場所も取らずに扱いやすいので、よく使います。
重しは、何でもいいです。過去に家庭にある重たいものを代用して漬けたことがありましたがなんとかなりました笑。注意すべきは、材料の3倍から5倍の重さが必要なので、そこそこ集めないといけません。そう思うとやっぱり漬物石の方が使いやすいです。世の中ジモティとかでタダでもらってほしいみたいなニーズもあるので、手に入りやすいです。
漬物石は、使わない時は菌ちゃん畝の重しに使っています。菌ちゃん畝についてはこちら
2025年の材料の内容
ちなみに今年はこんな感じになりました。画像の大根を全部合わせる5キロだったので、それをもとに計算します。
- 干し大根五キロ
- 糠750グラム
- 天日塩300グラム
- キビ糖300グラム
- 昆布50グラム
- 梅シロップの漬梅10個
- 柿酢大さじ10
ホントは干し柿や柿酢を作る時に出る皮や絞りかすを入れると美味しいのですが、今年は不作で手に入らなかったので、柿酢で代用しました。
漬け方
それでは漬け方です。とっても簡単なので親子でするのも楽しいですよ。
仕上げにビニール袋の上部をくるくるとまいて、上から押さえて空気を抜きましょう。
重石をする
大根の3倍以上の重しをしましょう。軽いと水が上がらずに腐敗に向かってしまいます。1週間して水が上がっていなければ、差し水をしてください。
材料費の内訳
今回かかった費用です。
- 大根0円
- 糠0円
- 天日塩190円
- キビ糖190円
- 昆布190円
- 漬梅0円
合計570円
あ、500円超えてました。でも塩と砂糖は残っているので許してくださーい!笑
まとめ
僕はたくあんがそんなに好きではなかったのですが、手作りしてからは大好きになって、毎年実験しているつもりでワクワクしながら楽しんでいます。
失敗しないポイントは
- 手で曲げられるくらいまで干す
- 塩分6%以上にする
- 空気を抜く
- しっかり圧をかけて水をあげる
だと思っています。
これさえ守れば、簡単にできますので、いろいろ試して楽しんでください!